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四季の花々の梅【西新井大師のご案内】

梅(うめ)

大本堂周辺、大本坊中庭、書院中庭と大玄関前など、西新井大師にはいたるところに梅が植えられており、例年1月上旬より花を咲かせ、2月中旬に満開となります。

梅は桜と異なり咲き方、散り方ともにゆっくりとしているのが特徴ですから、1ヶ月以上の間、その美しさと香りを楽しむことができます。

大きく分類すると赤い花の紅梅、白い花の白梅に分けられますが、西新井大師には20種類を越える梅がございます。初春のおだやかな日、西新井大師にて紅白の花をご鑑賞されるのはいかがでしょうか。

赤い花の紅梅

梅について

梅の由来と歴史について

梅は中国が原産で、奈良時代に日本に伝えられ全土に広まりました。はじめは薬として鳥梅(ウメイ、ウバイ)が渡来したため、「ウメ」という呼び名が生まれたと言われています。種類も多彩で、登録品種だけでも400種、地方品種など入れると実に1500種以上を数えるそうです。

唐の文化の影響を受けた奈良時代の貴族は、梅そのものだけではなく、「梅とウグイス」などの美意識をも同時に受け入れました。文献上、梅が初めて登場したのは「万葉集」。梅に関する歌は約120種。桜を歌う歌が約50種ですから、このことからも梅のある風景が古くから愛されていたと推測できます。旧暦の正月の頃に咲き、紅白の色をつける梅の花は、おめでたい花として現在も親しまれています。

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