西新井大師は五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)といい、
真言宗豊山派の寺院です。
天長の昔、弘法大師様が関東巡錫(じゅんしゃく )の折、
当所に立ち寄り悪疫流行になやむ村人たちを救わんと、
御自ら十一面観音像とご自身の像をお彫りになり、観音像を本尊にそしてご自身の像を
枯れ井戸に安置して二十一日間の護摩祈願をおこないました。
すると清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒したと伝えられます。
その井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」の地名ができたと伝えられております。
当地西新井はお大師さまと切り離すことのできない歴史を持っております。
また、厄災消除の祈願寺として創建されました当山は、江戸時代には女性の厄除け祈願所として名を馳せました。
現在、東京のみならず埼玉や千葉など関東近県よりも多くの善男善女が訪れる厄除けの霊場として栄え、また厄除けだけでなく様々な所願成就やお子様の初参り、七五三等も毎日の護摩祈願にて行っております。
奈良県桜井市にある真言宗豊山派(ぶざんは)総本山の寺院です。
ご本尊は十一面観音。
その起源は8世紀前半にさかのぼるといわれ、
平安中期以降には多くの貴族の信仰を集め、
中世以降にはその信仰が武士や庶民にもひろがりました。
古くから「花の御寺」と称されておりぼたんの名所でもあります。
東京都文京区にある真言宗豊山派大本山の寺院です。ご本尊は如意輪観世音菩薩。
天和元年(1681) 五代将軍徳川綱吉が、生母桂昌院の願いにより創建した祈願寺である。元禄時代の本堂、昭和3年に移築された月光殿は、ともに国の重要文化財に指定されている。